研究課題/領域番号 |
16K16208
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境技術・環境負荷低減
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研究機関 | 国立研究開発法人国立環境研究所 |
研究代表者 |
尾形 有香 国立研究開発法人国立環境研究所, 資源循環・廃棄物研究センター, 特別研究員 (50714200)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 最終処分場 / 廃棄物埋立地浸出水 / 人工湿地 / 有機態窒素 / 分子量分布 / 植物-微生物共生系 / 環境技術 / 根圏効果 |
研究成果の概要 |
廃棄物埋立地浸出水に含まれる有機態窒素の特徴づけを行うとともに、人工湿地における有機態窒素の除去特性およびメカニズムの解明を行った。有機態窒素の分子量分布は、3kDa以下が5割以上を占めており、長期分解試験の結果、生分解性が低いことが確認された。一方、人工湿地によって、有機態窒素は高効率(70~80%)で除去可能であるが、非植栽の場合、除去率は26%に低下した。植物、微生物のみでは、有機態窒素の明確な除去は確認されなかったが、有機態窒素の高分子化が確認された。人工湿地による有機態窒素の除去メカニズムは、ろ材によるろ過作用に加え、植物体による有機態窒素の高分子化が関与していることが示唆された。
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