研究課題/領域番号 |
16K16226
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
自然共生システム
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研究機関 | 公益財団法人地球環境戦略研究機関 |
研究代表者 |
鮫島 弘光 公益財団法人地球環境戦略研究機関, その他部局等, リサーチマネージャー (80594192)
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研究協力者 |
ステヤルソ アグス
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | インドネシア / 持続的森林管理 / 森林認証 / 森林管理区 / 森林管理 |
研究成果の概要 |
インドネシアの択伐コンセッション内の天然林面積時系列変化解析から、2000-2010年は天然林面積率の低下がおこったコンセッションが少なくなかったが、2010-2015年にはほぼ安定するようになった。このことから近年のインドネシアの森林管理政策が、天然林の保全に一定の効果を上げていることが示唆された。 また2000年代中葉以降、インドネシアではジャワ島を中心に農民による早生樹栽培が盛んになり、択伐コンセッションからの木材生産を代替しつつあることが明らかになった。フィリピン、タイ、ベトナムとあわせ東南アジアでは広く、農民による早生樹栽培が主要な木材供給源となっていることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インドネシアでは、森林管理認証が2002年に導入され、2009年に義務化されるなど、森林管理の強化が進んでいるが、その効果を評価した。また国有林地外の住民による早生樹栽培が主要な木材生産源となりつつあり、他の東南アジア諸国でも同様の傾向を示していることを明らかにした。日本は木材・木材製品の輸入を介してインドネシアや他の東南アジア諸国の森林の動向に影響を与えているが、その実態に対する理解を深めた。
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