研究課題/領域番号 |
16K16240
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境政策・環境社会システム
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
大田 真彦 九州工業大学, 教養教育院, 准教授 (80752279)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 現場森林官 / 第一線の官僚制 / 裁量 / 農村社会 / 政治経済 / フォレスター(現場森林官) / 政策実施 / 森林ガバナンス / 林野行政 / 熱帯アジア / 地域住民 / 森林政策 / フォレスター |
研究成果の概要 |
本研究は、熱帯アジアで、現場での森林政策の執行を行うフォレスターの活動や行動原理の実態解明を行った。インドネシアのジャワ島のチーク林帯では、森林法の杓子定規な適用ではなく、裁量を持った法執行がなされていることが確認された。他方、この地域では、2000年代以降、林業公社の村人に対する統制力が弱まっており、フォレスターの立場からは、そもそも森林法規を適用することが、困難な場合があると推察された。熱帯のフォレスターの裁量は、政治経済的文脈の中で考察されるべきという示唆が得られた。その他、スマトラ島の森林管理ユニットでは、人的資源と予算が極めて限られており、特定の事業にのみ絞って活動を展開していた。
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