研究課題/領域番号 |
16K16243
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 京都教育大学 (2018) 電気通信大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
權 眞煥 京都教育大学, 教育学部, 講師 (90772020)
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研究協力者 |
三宅 美博
小川 健一朗
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 身体同調 / 非言語コミュニケーション / コミュニケーション科学 / コミュニケーション工学 / コミュニケーション可視化システム / コミュニケーション / インタラクション / インターフェース |
研究成果の概要 |
人はコミュニケーションを行う際に言語だけでなく,非言語でのコミュニケーションも行っている.非言語コミュニケーションとは主に表情と視線,身振りなどを指す.非言語コミュニケーションの中で人間同士の親密感やポジティブな感情を表す身体同調現象が知られており,この現象の定量化はコミュニケーションの質や特徴を評価できると示唆されてきた.本研究ではカメラから得られる加速度情報を利用し,身体同調が検出できるシステムを実装した.具体的には,カメラ1台で複数人の身体動作の位相情報を検出し,身体同調を可視化するシステムと遠隔状態を想定し,PC同士をネットワークで接続・同期させ,身体同調を可視化するシステムである.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先行研究において身体同調を確認する手法は,録画された映像データに対する観察者の主観的な判断に依存しているものがほとんどである.したがって,身体同調を客観的に計測し,リアルタイムに可視化する必要があった.研究代表者はコミュニケーション時,身体動作の位相差により同調検出が可能になるアルゴリズムを考案してきた.本研究ではこのアルゴリズムを活用し,カメラから身体同調が検出できるシステムを実装した.この成果はコミュニケーション支援システムとして,組織でのコミュニケーションの評価に役立つことが期待される.また,遠隔コミュニケーション・遠隔教育での評価ツールとして活用することも可能である.
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