研究課題/領域番号 |
16K16245
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
秋田 直繁 九州大学, 芸術工学研究院, 助教 (10708415)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ヘルスケアデザイン / プロダクトデザイン / 感性工学 / デザインエンジニアリング / デザイン評価 / チャイルドレジスタンス / 誤飲防止 / 薬剤包装容器 / 薬剤包装 / PTP / システム思考 / 課題構造の可視化 / パッケージデザイン / ユーザー中心デザイン / 安全性 / チャイルドレジスタント / CS分析 / 医薬品包装 / ユーザー中心設計 |
研究成果の概要 |
本研究では、子供による医薬品の誤飲事故を防止するために、薬剤包装のチャイルドレジスタンス性能(子供が開封しにくく、かつ、一般人が使用困難ではないような性能)の評価方法を検討し、それらを用いた評価実験の結果から、チャイルドレジスタンス薬剤包装容器の設計要件として「開封時に子供にとって難しい動作を行う必要があること」や「開封する手順が単純ではないこと」、「包装を噛んでも開封できないこと」、「錠剤がお菓子のように見えないこと」などが重要であることを明らかにした。また、システム思考の考え方を用いて、子供の医薬品の誤飲事故の問題構造をモデル化し、事故を防止するために注意すべき事項を示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では子供によるチャイルドレジスタンス薬剤包装容器の開封試験を実施し、13~16カ月の子供の数人がそれを噛んで開封しようとする行為を観察することができた。この結果は、日本において容器のチャイルドレジスタンス性能の評価基準や試験方法を確立する際に参考になると考えられる。また、子供の医薬品の誤飲事故の問題構造をモデル化し、事故を防止するために注意すべき事項を明らかにしたことは、メーカーが容器の改良を検討する際に役立つだけではなく、行政が生活者に対して注意喚起を行う際に参考になるものと考えられる。
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