研究課題/領域番号 |
16K16250
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
青木 美紗 奈良女子大学, 生活環境科学系, 講師 (50721594)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 倫理的消費 / 農産物 / 環境に配慮した農産物 / 消費行動 / ロヤルティプログラム / 環境配慮型農産物 / 農産物消費 / 農産物直売所 / 消費者分析 |
研究成果の概要 |
本研究では、環境に配慮した地場産の農産物に限定して購入特典を提供することによって倫理的消費を拡大させている実例を研究対象とし、農産物の倫理的消費を促す文脈要因を明らかにすることを目的とした。目的を達成するために、直売所利用者を対象としたアンケート調査およびインタビュー調査を実施した。 その結果アンケート調査からは、多くの利用者が購入特典を購入目的としていると同時に、新鮮・安全に加えて、地域の農業や農業生産者を応援したいために当該農産物を継続的に購入していることが明らかとなった。またインタビュー調査からも地域への貢献を目的に環境に配慮した農産物を購入している人が一定数存在することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
倫理的消費は持続可能な開発目標を達成するための一つの手段として着目されているが、倫理的消費に関する研究蓄積はまだ少なく、本研究はその蓄積に貢献するものと考えられる。また、海外の文献では国内よりも研究蓄積は多いが、有機農産物やアニマルウェルフェア商品を倫理的消費の対象となる商品としてとらえており、地域性を考慮した研究は少なく、本研究はそれらに加えた結果を提供できる。 社会課題に対する関心の高い市民だけでなく、より多くの市民が倫理的消費を実践するための一つのヒントを与える研究結果であると考えられるため、今後まとめてより発信することが必要である。
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