研究課題/領域番号 |
16K16269
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 神戸学院大学 |
研究代表者 |
坂本 裕香 (富山) 神戸学院大学, 栄養学部, 実験助手 (20368484)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 植物油 / 脂溶性成分 / 膜透過性 / PAMPA / Caco-2細胞 / PAMPA法 / ケルセチン / 吸収 / 調理科学 |
研究成果の概要 |
脂溶性成分は、脂質と調理する事によってその吸収率が向上する事が知られている。本研究では脂溶性成分と植物油を用いて、膜透過性スクリーニングをPAMPA法を用いた人工膜透過性試験により行い、脂溶性成分と植物油の相性を客観的に数値化し、調理した場合の影響も検証した。一般的に販売されている植物油のうち、リン脂質含有量が高い植物油にコーン油を脂溶性成分にケルセチンを用いて膜透過性を検証した。脂溶性成分の膜透過性は、 植物油の存在下で高まりリン脂質(PC)添加コーン油では脂溶性成分の膜透過性に変化が見られたので、リン脂質(PC)添加コーン油の脂肪酸組成が影響している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人工膜透過試験(PAMPA法)により食品と植物油の相性を数値化することで、脂溶性成分の吸収率が向上する植物油が客観的に判断できる。簡単明瞭で消費者に受け入れられやすく、学童の食育教育にも寄与する。また脂質をうまく利用し過剰摂取を減らせば、肥満・メタボリックシンドローム・冠動脈疾患などを減らし、将来的には生活習慣病などの予防・改善等に役立つものと考えられる。
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