研究課題
若手研究(B)
脂肪組織GIP受容体のin vivoにおける役割を検討するため、脂肪組織特異的GIP受容体欠損マウスへ高脂肪食負荷を行った。欠損マウスは野生型マウスに比較して脂肪量に差を認めないが、インスリン抵抗性と脂肪肝の改善を認めた。また、脂肪組織のIL-6 発現および血中IL-6濃度は、欠損マウスで有意に低下していた。脂肪細胞腫瘍株3T3-L1にTNFα存在下でGIPを添加したところ、GIP非添加群に比較して培養液中のIL-6濃度が増加した。以上より、脂肪組織におけるGIPシグナルは、生体内でエネルギー蓄積よりむしろインスリン抵抗性や脂肪肝形成に働き、その機序にIL-6シグナルを介することが示唆された。
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Diabetes.
巻: 66 号: 4 ページ: 868-868
10.2337/db16-0758
40021434294