研究課題
若手研究(B)
日本人高齢者を対象に、食事因子が生活機能‐特に口腔機能‐に与える影響やフレイルリスクとの関連について検討を行った。抗酸化ビタミンが多く含まれている野菜・果物、緑茶の摂取頻度が高くなるほど、口腔関連QOLが有意に高くなる傾向が認められた。一方、コーヒーの摂取頻度と口腔関連QOLとの関連は認められなかった。たんぱく質摂取量と包括的フレイル関連について検討したところ、男女ともにたんぱく質摂取量が多いほど包括的フレイルのリスクは有意に低下した。また、たんぱく質摂取量といくつかのサブドメインとの関連には性差が認められ、男性は社会的フレイル、女性は身体的フレイルの影響を受ける可能性が示唆された。
日本人高齢者を対象に、食事因子が生活機能‐特に口腔機能‐やフレイルとの関連について検討を行った。その結果、抗酸化作用を持つ食品(野菜・果物や緑茶)およびたんぱく質の摂取は、口腔関連QOLスコアを高め、フレイルリスクを低下させた。これの食品を多く摂取することは、生活機能の維持・増進、フレイルの予防、延いては介護予防につながる可能性が示唆された。
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JAMDA
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