研究課題/領域番号 |
16K16292
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 大阪府立大学 (2018) 大阪樟蔭女子大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
桑原 晶子 大阪府立大学, 総合リハビリテーション学研究科, 准教授 (00582602)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ビタミンD欠乏 / 簡易質問票 / 日焼け止め / 日照頻度 / 魚類摂取 / 日焼け / 魚摂取 / 血清25-水酸化ビタミンD濃度 / 日照曝露時間 / ビタミンD |
研究成果の概要 |
ビタミンD欠乏の指標となるような簡易質問票を作成するため、パイロット研究として長野県および熊本県在住の健常成人103名でビタミンD欠乏に影響する因子を検討したところ、日焼け止め使用が挙がった。さらに、近畿圏在住のボランティア649名(19-70歳)で調査した結果、性別、年齢、季節、運動頻度、日焼け止め使用および日焼けの履歴、習慣的日照の状況、ビタミンDを多く含む魚類の摂取が挙がった。これらを含めた質問票を作成したところ、比較的高いビタミンD欠乏判定能を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ビタミンD栄養状態は種々の生活習慣病に関係するが、自立した生活を営む健常人とされる者においても、極めて高い割合でビタミンD不足・欠乏が存在することが明らかにされている。しかし、ビタミンD栄養状態を示す血清25-水酸化ビタミンD濃度の測定は高額であり、健常人でこの濃度を把握するのは現実的に困難である。そこで、採血を行わず簡易的な質問項目にてビタミンD欠乏の判定ができる質問票を開発した点に、本研究の学術的意義がある。また、今回開発した質問票が広く普及し、個々人がビタミンD栄養状態の改善に努めるようになれば、本研究成果が疾患の一次予防へ貢献することも考えられ、社会的意義をも有するものと思われる。
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