研究課題/領域番号 |
16K16300
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
中尾 元幸 久留米大学, 医学部, 准教授 (60610566)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 健診 / 人間ドック / 生活習慣病 / 健康診査 / 糖尿病 / 高血圧 / 食習慣 / 合併症予防 / 生活習慣 / 栄養学 |
研究成果の概要 |
糖尿病や高血圧などの生活習慣病と食習慣の関係を調べるため、2012~2016年までの人間ドックデータのうち、食事行動調査を受けた者約6千件で解析した。糖尿病合併症の原因となる塩分に関して、自覚的な食事行動と推定摂取量の乖離を埋めることが、合併症の発症などの糖尿病の悪化の防止にとって重要なのではないかと示唆された。また、1998~2017年度受診分まで、のべ約62万件の人間ドックデータを解析した結果、受診者総数は約16万件で、単回のみの受診者より複数年にわたって受診した者の方が多かった。受診者の特徴としては、複数回受診者には男性が多く、年々高齢化していた。治療中の疾患は高血圧症が最も多かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人間ドックをはじめとする健康診査は、疾病を持たない、あるいは疾病を自覚していない者における健康保持・増進の重要な手段である。本研究では、糖尿病患者の塩分摂取における自覚的食行動と推計食塩摂取量の乖離、および人間ドック受診者の特徴、特に一回のみの受診者と複数回受診する者の特徴などを明らかにした。人間ドックや健診は一度受ければよいというものではなく、定期的に受診してこそ、より効果的である。本研究は人間ドックや健診受診者の特性を調べることで、受診を勧奨する上での基礎的なデータを得ることができた。これは健康寿命の延伸を目指すわが国の人々にとって有益で、社会的に意義のある情報である。
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