研究課題/領域番号 |
16K16303
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
出口 明子 宇都宮大学, 教育学部, 准教授 (70515981)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 理科 / 生活科 / 長期的カリキュラム / 開発 / 評価 / 概念理解 / カリキュラム / 接続 |
研究成果の概要 |
研究課題の目的は,学習者が「科学的な見方・考え方」を身につけられるような,長期的な視座に立った科学教育カリキュラムの開発及びその評価を行うことであった。研究の成果として,理科の長期的なカリキュラムを複数開発することができた。具体的には,4つの単元から構成される「エネルギー」に関するカリキュラム,3学年にわたる6つの授業からなる「粒子」に関するカリキュラムである。またそれらを実際の学校現場に導入した実践的評価も行った。その結果,いずれの授業,またそれを含むカリキュラムも,児童らが科学的な見方・考え方を身につけ,科学概念を理解することの支援に有効であったことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では,児童の科学概念の理解を支援する長期的なカリキュラムの開発と評価を行うことができた。これらの研究成果は,国内及び海外における科学概念の獲得の支援を長期的な視座に立って行う研究分野において,理論的及び実践的な研究知見の蓄積に貢献できるものと言える。また特に国内においては,本研究課題の期間中に平成29年版学習指導要領が公示され,すでに実施されている。その中では,「理科の見方・考え方」といった形で,平成20年版学習指導要領で目指されていた科学的な見方・考え方という基本的な理念は継承されている。本研究で得られた成果は,今後の我が国の理科教育への貢献にもつながるものと考えられる。
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