研究課題/領域番号 |
16K16304
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
科学教育
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中村 和彦 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 助教 (70707075)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 自然体験 / プログラム評価 / 気候変動学習 / フェノロジー / サイバーフォレスト / 一人称視点映像 / 環境 / 省察 / 科学教育 |
研究成果の概要 |
自然体験と気候変動という時空間スケールが大きく異なる学習内容を繋ぐために、学習者の自然体験活動時の行動と、同学習者の教材への反応を明らかにした。ウェアラブルカメラを用いた映像の取得により、自然観察学習における各生徒の行動を定性的に評価できる部分があることが明らかになった。観察シートを用いた各年の開葉時期の観察は、開葉時期が年によって異なることを生徒自身で確認することには十分に有用だった。植物の観察を頻繁に行う生徒の割合は、男子学生よりも女子学生で有意に高く、植物観察を頻繁に行う生徒の特徴もそれぞれ異なっていた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
気候変動問題が不確実性を有するため、学校現場が様々な学説のもと混乱に陥っており、学習者が気候変動問題を自身の自然体験から繋がる現実的な問題という認識を持って学習することが望まれる。今後に数多く蓄積されていくであろう定点連日写真を自然体験と繋ぐ手法の確立により、将来の環境学習者は、50~100年程度の定点連日写真によって自然体験から繋がる形で気候変動の影響を目の当たりにできるようになる。
|