研究課題/領域番号 |
16K16308
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
鎌滝 晋礼 九州大学, システム情報科学研究院, 助教 (60582658)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 科学教育 / アクティブラーニング型授業 / 物理教育 / 相互作用型演示実験講義 / プラズマ科学 / アクティブラーニング / 演示実験授業 / 科学実験 / 教材開発 / アクティブ・ラーニング / 実験教材 / プラズマ |
研究成果の概要 |
本研究は、大学初等時に、基礎教育とプラズマ科学の専門教育をつなげ、学生の教育効果の見込める実用的実験教材の開発を行い、大学初等時の授業において開発教材を活用した授業実践を行い、その有用性の評価をすることを目的として、研究開発・教育実践を行なった。その結果、波動、電気と磁気、原子、光、プラズマに関する実験教材の開発を行なった。また、これらの開発した実験教材を活用し、大学の物理教育における演示実験を活用した実用的アクティブラーニング型授業の開発し実践した。その結果、知識伝達型授業よりも、試験全体の点数が有意に増加、授業前後の質問紙調査結果から深い思考や積極的探求という意識の向上が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プラズマ科学は難解であるが、非常に綺麗な発光現象であることから、これまでのプラズマ科学実験教材はプラズマに関心を高めるための展示用が多く、大学生の教育効果を高める実用的実験教材はほとんどなかった。そのため、本研究で開発した実験教材は、学生の教育効果を高め、基礎教育から専門教育の架け橋になりうるものであり、非常に学術的・社会的意義ある。また、これらの実験教材を活用したアクティブ・ラーニング型授業の開発および高い教育効果を示した実践結果は、本研究において実践した授業展開・手法が、物理教育分野だけでなく、多くの講義型授業に適用可能で、授業の質を高めることができることを示しており、波及効果は大きい。
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