研究課題/領域番号 |
16K16315
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
仲谷 佳恵 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 特任助教 (70771864)
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研究協力者 |
室田 真男
松本 佳穂子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 英語スピーキング / 自学自習 / 教育工学 / CALL / 第二言語習得 / 流暢さ / 振り返り / 教授学習支援システム / スピーキング / 英語学習 |
研究成果の概要 |
本研究ではバーチャルチューターを活用した自学自習スピーキングシステムMASTを開発し,その効果を検証した.その結果,バーチャルチューターのサポートによってスピーキングする内容をある程度限定し,使用する語句・表現を支援することで,学習者はスピーキング中の文法的な処理に集中して自学自習を行うことができ,その結果,スピーキングの修正回数が減少し,より複雑な構造の文章を流暢にスピーキングできるようになることが明らかとなった.また,そうした自学自習を踏まえた上で対面活動を行うと,スピーキングの内容に焦点化した活動や振り返りがより効果的に行えるようになることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではバーチャルチューターが学びのパートナーとしたスピーキング自学自習が行えるシステムを開発し,その効果を量的な観点と質的な観点から明らかにした.この結果は,日本のような日常的に英語を話す機会の少ない非英語圏におけるより効果的な英語学習を行うための1つの方向性となり得ると考える. また,バーチャルチューターによる自学自習を踏まえた上で対面活動を行い,その効果を自学自習と対面活動それぞれの学習プロセスを詳細に検証しながら評価することで,バーチャルチューターが担える役割と,対面活動が担える役割の可能性について示唆を提供することができた.
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