研究課題/領域番号 |
16K16338
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
片岡 太郎 弘前大学, 人文社会科学部, 講師 (80610188)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 縄文時代 / 漆櫛 / 籃胎漆器 / X線CT / 文化財科学 / 保存科学 / 山王囲遺跡 / 縄文時代晩期 / 材質・技法 / 文化財の活用 / 縄文漆器 / 考古学 / 漆器 / 腕輪 |
研究成果の概要 |
日本列島における漆の利用は、縄文時代前期から確認されており、漆器における製品の種類としての多様性のピークがみられるのが縄文時代晩期である。漆櫛や籃胎漆器など、現代には無いデザインや製作技術がみられる漆器が、縄文時代晩期の遺跡から多く発見されている。 本研究は、宮城県栗原市に所在する山王囲遺跡の漆櫛と籃胎漆器に関し、保存修復しつつ、これらの漆器のX線CT撮影を実施して、製作技術を紐解き、同一地域内における製作技術の時間的変化を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非破壊で内部の構造を精密にするX線CTを導入し、縄文時代の漆器に関する技法研究への有効性を証明したことが、文化財科学分野で高く評価される。また、考古学分野では、本研究手法が、縄文漆器の技術系譜を明快に表現する方法としてインパクトが大きく、今後、国内外の漆器をはじめとする有機質遺物への応用研究へと波及することが期待される。
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