研究課題/領域番号 |
16K16360
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
梶原 千里 早稲田大学, 理工学術院, 講師(任期付) (70707835)
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研究協力者 |
棟近 雅彦
山本 雅博
坂田 一美
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 災害医療 / 事業継続 / 教育・訓練 / 教育評価 / 医療の質 |
研究成果の概要 |
本研究では,まず,災害時に医療を継続するために果たすべき機能を明らかにした.そして,機能の達成に関する組織を特定し,両者の対応関係を示す機能組織構造関係表を作成した.次に,これを活用し,地域単位での災害時医療継続マネジメントシステム(以下,地域BCMS)を構築する上で必要な教育項目を明らかにし,一覧表に整理した.一覧表の有効性を示すために,対象地域の関連組織で教育の一部を実施した.その結果,災害演習の行動変容を促す効果的な教育を実施できることを確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,関連組織に対して教育すべき項目が明確になるため,対象地域で地域BCMSを効果的,効率的に実施でき,地域BCMSを導入・推進するための体制整備につながる.また,本研究では,教育項目一覧表を示しただけでなく,実際に対象地域においてケーススタディとして教育を実施した結果も提示しているため,他の地域でも広く活用できる成果を提案できたといえる.地域BCMSの導入により,防災に関する活動の継続性が格段に向上し,安全・安心な社会の実現に大きく貢献できると考えられる.
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