研究課題/領域番号 |
16K16373
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
飯村 耕介 宇都宮大学, 地域デザイン科学部, 助教 (30642128)
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研究協力者 |
池田 裕一
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 津波 / 減災 / 海岸林 / 防潮堤 / 洗堀 / 多重防護 / 海洋工学 |
研究成果の概要 |
レベル2津波に対しては,防潮堤,海岸林,砂丘や運河などの複数の対策を組み合わせた多重防護による対策が必須である.本研究では,水理模型実験により多重防護下における構造物周辺の流況や背後地における減災効果,防潮堤裏法尻における洗堀孔のへの影響を確認した.また,数値解析により第1波によって防潮堤裏法尻に生じた洗掘孔や,防潮堤と海岸林の間に配置された堀状の構造物が背後の海岸林や津波減災効果に与える影響について検討した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
レベル2津波に対しては多重防護による津波減災効果だけではなく,多重防護を構成する構造物への被災や粘り強さを評価する必要がある.特に防潮堤,防波堤単体での検討は進んでいるものの,本研究では海岸林と防潮堤による多重防護下における,防潮堤裏法尻での侵食メカニズムや減災効果の変化について明らかにした.今後発生しうる最大規模の津波に対する減災対策を取るうえで非常に重要な知見となる.
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