研究課題/領域番号 |
16K16375
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 |
研究代表者 |
鈴木 拓郎 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (60535524)
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研究協力者 |
堀田 紀文
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 土石流 / 粒子法 / 不飽和浸透 / 侵食過程 / 土砂災害 / シミュレーション工学 |
研究成果の概要 |
不飽和堆積物上において土石流規模が急激に増大するメカニズムを実験により検討した。緩勾配条件では土石流は停止と再移動を繰り返して規模はほぼ変化しないが,急勾条件域では土石流が一旦停止して後続流と共に規模を増大させて一気に流出した。このような現象を再現するための計算手法を,既存の土石流の粒子法モデルに不飽和浸透モデルを導入することにより開発した。開発手法を用いて実験結果を再現可能であることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
不飽和浸透過程を伴う土石流の数値計算手法はこれまでにほとんどなく,先進的なモデルである。また,土石流が侵食発達によって急激に規模が増大するメカニズムは未解明であった。この手法を用いることでこのような複雑な現象が再現可能となったことは学術的に意義は大きい。また,土石流規模の予測精度が高まり,効率的な土石流対策が可能となることが期待され,社会的意義も大きいと言える。
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