研究課題/領域番号 |
16K16399
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
有坂 慶紀 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 助教 (70590115)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ポリロタキサン / 成長因子 / 超分子 |
研究成果の概要 |
成長因子を導入したポリロタキサン(PRX)表面を作製し、成長因子シグナルの亢進と表面分子可動性によるメカノシグナルの調節による細胞機能制御を試みた。これまでに硫酸化PRXンと骨形成因子(BMP-2)との複合体形成を報告しており、これを利用してBMP-2固定硫酸化PRX表面を設計した。BMP-2の固定と低い分子可動性の組み合わせが骨芽前駆細胞の骨芽分化を顕著に促進することを明らかにした。これはPRXの分子可動性調節とBMP-2の表面導入が相乗的に骨芽分化を亢進したことを示唆している。同様に間葉系幹細胞や肝臓由来細胞、血管内皮細胞の機能発現制御においてもPRX表面が有用であることを明かにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
環状分子と線状高分子とからなるポリロタキサンを被膜した表面(ポリロタキサン表面)において、ポリロタキサン骨格に由来する表面分子可動性によって接着細胞の機能が調節できることを報告している。本研究課題では、このようなポリロタキサン表面と成長因子をインテグレーションすることによって、さらに高度な細胞機能操作が可能となることを明らかにした。
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