研究課題/領域番号 |
16K16403
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
金 栄鎮 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 基礎科学特別研究員 (90709205)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 生体高分子 / 刺激応答材料 / 刺激応答性材料 / 薬物送達システム / スマートポリマー / 癌治療 / フォスファチジルセリン |
研究成果の概要 |
温度応答性高分子として生体適合性がよい poly(2-ethyl-2-oxazoline)(PEOz)を用いて、このPEOzを中心とした異なる3つの温度・pH応答性高分子の設計と合成に成功した((1)PEOz-hyd-DOX、(2)PEOz-hyd-PS、(3)PEOz-b-PPEEA)。その後、ナノサイズを持つ温度応答性スマートミセルキャリア(PEOzとDOX、PS部分がコアを形成し、カチオンポリマー鎖がシェルを形成する)をthin-film hydration methodで作製できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高分子系癌治療剤の開発は近年のバイオマテリアル、生体高分子、生命科学などの分野において国内外でホッとトピックであり続けている。中には効率よく動物実験まで成功した優れた報告例もあるが、それらはほとんどが合成薬物・熱・合成遺伝子などによる成果であり、人への適用は非常に厳しく高いハドルである。本提案課題では、すでに体内で起こっているメカニズムを取り込むアイデアに至り、抗炎症と食細胞の食作用メカニズムを人為的にお引き起こせ出し、人の病原の治療への応用に想着したことに学術的意義があると考えている。まだ結果に至ったないが、このアイデアは新たな治療メカニズムを提案したのではないかと考えている。
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