研究課題/領域番号 |
16K16406
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
大西 峻 千葉大学, フロンティア医工学センター, 助教 (30706833)
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研究協力者 |
羽石 秀昭
酒井 智弥
大岡 美彦
加藤 英幸
高野 裕也
市川 和輝
小倉 優理
河辺 杜生
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 画像解析 / DSA / X線造影像 / IVR / X線画像 / 履歴画像 |
研究成果の概要 |
カテーテル手技中に胸腹部の血管像を取得する場合には,アーチファクト低減のために患者に息止めを要求する.許容できないアーチファクトが発生した場合には,再撮影を行うことになる.そこで,本研究では術中に撮影された画像群を解析・活用することで,患者の息止めが不要で低アーチファクトな画像生成法を開発を行った. アーチファクトの主要因は呼吸性体動であり,周期的な特徴を有する.本研究では周期性に基づく成分分離を行うことで,明瞭な造影成分の画像化を行うことが可能となった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
術中に明瞭な画像を取得するために,患者は息止めを要求されてきた.息止めが困難な患者も多く,撮影を繰り返すケースは少なくない.本研究で開発した手法は術中に撮影された画像群を活用するだけであり,息止めやそれに代わる要求,追加的な計測装置などを設置する必要がない.血管像の撮影中においても患者は自然呼吸で良い.将来的に,患者への負担を軽減した撮影が実施できる可能性が見いだされた.
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