研究課題
若手研究(B)
中枢神経は外界からの刺激などによって常に機能的、構造的な変化(神経可塑性)を起こしており、このような変化は中枢神経損傷後の機能回復、運動学習、記憶などにおいて重要な役割を担っている。中枢神経損傷後では、神経可塑性による代償性変化の差異が機能回復に大きく影響を及ぼすことが知られているが、サル脊髄損傷後の運動機能回復と脳再構築変化との関係について形態学的に明らかにした報告は少ない。本研究では、サル脊髄損傷後の大脳皮質運動関連領野ごとの神経細胞の可塑性変化と運動機能回復との関係性について、樹状突起スパインと樹状突起の複雑さを指標として解剖学、行動学的に明らかにすることを目的とした。現在まで、ノーマルコントロール1頭について解析が終了しており、運動関連領野における5層錐体細胞の形態学的特徴について一定の所見を得ることができた。
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http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/sections/systems_neuroscience/index.html