研究課題/領域番号 |
16K16430
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
齋藤 悠城 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (40758702)
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研究協力者 |
千見寺 貴子
藤宮 峯子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 骨格筋 / 再生 / 線維化 / 運動 / 間葉系細胞 / 細胞老化 / 間葉系前駆細胞 / 間葉型前駆細胞 / 骨格筋再生 / 筋炎 / 筋再生 / 理学療法学 / 多発性筋炎 / 運動療法 / リハビリテーション |
研究成果の概要 |
特発性炎症性ミオパチーは筋力低下と炎症、線維化を特徴とする自己免疫疾患である。ミオパチーに対する治療は経口ステロイド薬が主体であるが、近年、運動療法が有効な治療の一つとして注目されている。しかし、運動療法の効果はすべての対象に有効なわけではなく、炎症を助長したり線維化を悪化させるリスクも有している。このような、運動によるポジティブな治療効果とネガティブな効果がなぜ生じるのか、そのメカニズムは不明である。 本研究ではミオパチーモデルマウスを用いて、1) 運動刺激に対するFAPsの表現型を変化を分子生物学的手法を用いて明らかにし、運動による再生および炎症・線維化メカニズムの一端を解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性的な炎症を伴う骨格筋疾患は、著明な筋力低下のため、日常生活を著しく困難とさせる。障害された筋機能を回復させるため、運動療法は最も有効な治療法の一つであるが、過剰な運動は炎症を助長したり筋機能を悪化させるリスクも有している。 本研究では、慢性慢性的な炎症を伴う骨格筋障害を呈する動物モデルを使用し、なぜ、運動による筋再生メカニズムと炎症を助長させるメカニズムを解明した。 本研究成果は慢性的な炎症を伴う骨格筋疾患に対する有効で、安全な運動療法を処方するための、基礎的データとなりうる。
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