研究課題/領域番号 |
16K16431
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
齊藤 秀和 (斎藤 秀和) 札幌医科大学, 保健医療学部, 助手 (70610369)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 手指巧緻運動 / リハビリテーション評価 / 脳磁図 / 運動野 / 随意運動 / リハビリテーション |
研究成果の概要 |
本研究は、①ヒトを対象として手指巧緻運動課題を新規に作成し、手指巧緻運動障害を有する患者への評価利用を目指すこと、②新規に作成した手指巧緻運動課題およびその難易度による大脳皮質領域およびその活動時間特性の違いを明らかにすること、の2点を目的とした。 新規に作成した手指巧緻運動課題について、利き手・非利き手間の弁別への適応が可能であり、手指巧緻性評価にも応用できる可能性が示唆された。脳活動計測の結果、本研究で用いた手指巧緻運動課題を行う場合、物品を握るような単純な運動と比べ、運動開始前の時間帯で異なる脳活動の時間的推移を認め、単純な運動とは異なる運動準備が必要である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新規に作成した手指巧緻運動課題によって、手指巧緻性を評価できる可能性が示唆された。作成した課題は、両手で3分程度の時間で実施可能であるため、従来の評価バッテリーよりも簡便に実施でき、患者への負担も小さくなることが期待される。また従来の評価バッテリーとの関連性を認めず、異なる側面で手指巧緻性を評価可能であることが明らかとなった。 脳活動計測において、手指巧緻運動課題では単純な運動とは異なる運動準備状態が必要である可能性が示唆された。手指巧緻運動障害を有する患者に対する介入を行う場合、運動前の時間帯にも適切に指示・フィードバックを行う必要がある可能性があると考えられる。
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