研究課題/領域番号 |
16K16437
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 埼玉県立大学 (2018) 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2017) 大阪府立大学 (2016) |
研究代表者 |
小栢 進也 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (90611426)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 変形性膝関節症 / 関節運動連動性 / 筋骨格シミュレーション / 筋機能 / トレーニング / 歩行 |
研究成果の概要 |
本研究では変形膝関節症患者の多運動関節の連動性を調べた。膝関節を構成する大腿と下腿において、蹴り出し時に大腿から下腿へ運動が伝わるほど歩行速度が速いことがわかった。また、立脚初期での膝伸展筋および股伸展筋の機能不全で大腿が十分に後方に倒れないために、その後の立脚後期での蹴り出し時に効率的に体を前に進めることができないことがわかった。立脚初期での膝関節を固める硬い動きが、歩行速度低下の原因であると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
変形性膝関節症患者の特徴である関節を固めた硬い動きが、歩行能力低下の原因であることを突き止めた。筋骨格シミュレーション解析を用いることで筋と関節運動の直接的な力学的関係性を明らかにした。また、股関節伸展筋による膝関節運動への作用が重要であることが明らかとなり、股関節から膝を動かす運動の連動性を重視したトレーニング実施の必要があると考える。
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