研究課題/領域番号 |
16K16462
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 神戸大学 (2018) 国際医療福祉大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
澤 龍一 神戸大学, 保健学研究科, 保健学研究員 (50769867)
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研究協力者 |
浅井 剛
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 動作分析 / 地域在住高齢者 / KINECT / 立ち上がり動作 / 動作解析 / 動作解析プログラム / プログラム / リハビリテーション |
研究成果の概要 |
KINECTという、持ち運び可能で安価なデバイスを用いて立ち上がり動作を動作分析して関節位置情報を数値化するプログラムを開発した。数値化した関節の位置情報を用いて、立ち上がり動作を客観的に示す4指標を算出して、それぞれの指標に対して再現性を検討した。 地域在住高齢者を対象にフレイルとの関連性を比較検討したところ、フレイル・プレフレイル群(28名)は健常群(12名)と比較して、前後方向に対して動揺性の大きな立ち上がり動作となっていることが示された。 地域で実施されている介護予防事業にも普及可能(持ち運び可能、安価)な機器を用いて、客観性が高くフレイルとの関連性が示された指標が開発された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究に参加した高齢者が比較的元気な方であり、人数も限定的であったため、すべての高齢者に当てはまるということは言えない。しかし一次予防事業(病院外の予防事業)で高齢者の運動機能を測定するために用いられているTUGや歩行速度では見られなかったフレイルとの関連が、本研究で開発した立ち上がり動作指標では見られたことは重要な結果である。予防事業で運動機能を客観的に測定することは難しい中で、本研究で開発した指標が簡便に客観的指標を算出できる可能性を示したことは意義深いと考える。
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