研究課題/領域番号 |
16K16465
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
|
研究機関 | 日本医療科学大学 |
研究代表者 |
大矢 哲也 日本医療科学大学, 保健医療学部, 講師 (60514247)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 意思伝達装置 / 符号化入力方式 / 視線入力 / アクセシビリティ機器 / 符号化入力 |
研究成果の概要 |
本研究は重度肢体不自由者を対象とした残存機能を用いた意思伝達支援装置の研究を行った.筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者を対象とし,残存機能として眼球運動に着目した.申請者はこれまで眼電位を用いたスイッチ操作の検討を行っており,単一スイッチでの意思伝達支援装置として,走査入力方式による文字入力の検討を行っていた.しかし,単一スイッチによる走査入力方式では文字入力に時間を要してしまう.そのため,利用者は意図的に文書を簡略化してしまう傾向が確認された.そこで,本研究は視線入力より複数の入力動作を提案し,符号化入力方式の検討を行った.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
視線入力においては直接入力方式が主流であるが,ディスプレイ上に50音を表示する必要があり,高い入力精度が要求される.一方,符号化入力方式では二つの符号を選択することで文字が入力される.したがって,視線入力時に生じる注視点のブレに依存することなく,文字を入力することが可能となる.ユーザに複数の文字入力方式を提案することが可能となり,ユーザの入力方法における選択の幅を広げる可能性が考えられる.
|