研究課題/領域番号 |
16K16472
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 畿央大学 |
研究代表者 |
生野 公貴 畿央大学, 健康科学部, 研究員 (90722249)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 物理療法 / 電気刺激 / 脳卒中 / 中枢神経損傷 / 機能的電気刺激 / リハビリテーション / 運動麻痺 / 筋疲労 / リハビリテーション科学・福祉工学 / 生体機能代行 / 人間医工学 |
研究成果の概要 |
従来の一定周波数による神経筋への電気刺激は、筋疲労や痛みが生じることが臨床上の問題であった。電気刺激による筋疲労は同一の運動単位が動員されることに起因すると考えられ、ランダムに変調させた周波数刺激により運動単位刺激の時間的同期の軽減を狙い,同一運動単位の発火を防ぐことで筋疲労や筋の強収縮による痛みや不快感を減少させるかを検証した。ランダムパルス刺激は従来の一定周波数による電気刺激よりも、筋疲労を抑止し、トルク発生効率が高く、痛みや不快感が少ないことが明らかになった。本手法を用いることで、従来の機能的電気刺激療法の筋疲労や痛みの問題を解決できる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳卒中後に生じる手足の麻痺などの運動障害を改善させる方法として、電気刺激によって筋収縮を生成し、運動を再構築させる機能的電気刺激という治療があるが、筋疲労や痛みが生じることが問題であった。本研究では電気刺激の周波数をランダムに変調させるという新たな手法を用いることで、筋疲労や痛みが生じにくくなり、よりヒト本来の生理的な収縮に近い状態で長時間のリハビリテーションが実施可能となる可能性が示唆された。
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