研究課題/領域番号 |
16K16475
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 広島都市学園大学 |
研究代表者 |
馬屋原 康高 広島都市学園大学, 健康科学部, 講師(移行) (60746395)
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研究協力者 |
辻 敏夫 広島大学, 大学院・工学研究科 (90179995)
曽 智 広島大学, 大学院・工学研究科 (80724351)
大塚 彰 広島都市学園大学, 健康科学部
関川 清一 広島大学, 大学院・医歯薬保健学研究院 (30363055)
河江 敏広 東都大学, 幕張ヒューマンケア学部 (00598948)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 咳嗽力 / 咳嗽音 / 咳嗽 / マイクロフォン / モバイルディバイス / Cough Peak Flow / スマートフォン / Cough peak flow / 骨伝導マイク / 咳嗽能力 / CPF / リハビリテーション / 生体工学 |
研究成果の概要 |
本研究では、咳嗽音を用いた咳嗽能力評価法を提案し、臨床現場での日常的な使用を目的とした機器を開発した。 実験結果より、体重とBMIが咳嗽時の最大呼気流量(CPF)推定精度に与える影響は最小限であることが明らかとなった。 また、年齢を考慮した提案モデルと測定機器を使用することで高齢者においても咳嗽力評価が可能であることが示された。CPF推定における加齢の影響は、提案モデルに年齢の一次式を追加することで補正することができた。今後の研究において,実用化に向けて、提案モデルの有効性と、在宅介護中に日常使用するためにモバイルデバイスに実装されたユーザーインターフェイスソフトウェアをテストする予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先行研究では、70歳以上で発症した肺炎の約80%が誤嚥性肺炎(誤って気道に入った食べ物や唾液などの分泌物が原因で発症する肺炎)であったと報告されている。また、飲み込みの機能と誤って気道に侵入した異物を排出する咳の能力は関連するとされ、誤嚥性肺炎のリスク管理を行なうためには、飲み込みの機能だけではなく、咳の能力を評価することは重要とされている。 咳の能力を評価するためには、医療機関でスパイロメーターを用いて測定されるが、マスクを口にあてがうなど煩雑である。そこで、本研究にて開発した提案法を用いれは、医療機関だけではなく在宅でも簡便に咳の能力を測定することができ、誤嚥性肺炎を予防する一助となる。
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