研究課題/領域番号 |
16K16485
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
山中 航 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 助教 (40551479)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 運動意欲 / モチベーション / ドーパミン / 線条体 / 報酬 / 条件づけ / 回転ホイール / ラット / マイクロダイアリシス / ストレス / 運動 / 運動選好 |
研究成果の概要 |
継続的な運動が健康増進や疾病予防に効果的であることはよく知られている。本研究課題は、「運動できること」が動物にとってモチベーションとなりうるのかどうか、またその神経基盤として脳内ドーパミンが関与しているかどうか検証を行った。ラットを用いて、回転ホイールのブレーキのON/OFFを非条件刺激に、その予測信号を条件刺激としたパブロフ型条件づけ課題を行い、「運動できること」をラットが学習することを示した。また、運動中および予測信号提示中に、線条体においてより高いドーパミン放出量が観察された。さらに、ストレスが運動モチベーションを調節する環境要因の一つである可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運動が健康増進や疾病予防に効果的であることはよく知られているが、その効果を得るためには継続的に運動を実施することが重要である。本研究で得られた結果は、運動そのものが「報酬」として作用すること、さらにストレスが慢性的な運動意欲の低下を引き起こす可能性があることを示した。本研究の成果は、運動意欲の個体差の理解、さらには運動意欲を客観的に評価するための脳内バイオマーカーの開発に向けた基礎研究の一つとして、役立つことが期待される。
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