研究課題/領域番号 |
16K16487
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 同志社大学 (2017-2018) 早稲田大学 (2016) |
研究代表者 |
高木 俊 同志社大学, スポーツ健康科学部, 助教 (80735415)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 運動器疾患 / 骨格筋酸素ダイナミクス / 筋代謝 / 中心循環 / 有酸素能 / 全身運動 / 中高齢者 / 過体重 / 酸素ダイナミクス / 骨格筋代謝 / 変形性関節症 / 心拍出量 / 最大酸素摂取量 / 骨格筋 / 末梢循環 |
研究成果の概要 |
本研究では、骨格筋の循環と代謝の観点から、変形性膝関節症患者における最大酸素摂取量の低下のメカニズムを検討した。その結果、膝OAにおいては骨格筋における酸素利用能が低下しており、酸素利用能の低下と最大酸素摂取量との関連が確認された。加えて、過体重が運動中の筋酸素動態に及ぼす影響について併せて検討した。過体重者においては通常体重者に比較して、軽度なインスリン抵抗性または心拍出量の増大により骨格筋における脱酸素化が減弱しており、脱酸素化の減弱と最大酸素摂取量が関連することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
最大酸素摂取量の低下は変形性膝関節症患者(膝OA)における動脈硬化性疾患の発症リスクを増大させる一方で,国内外における膝OA 患者数は既に多く、高齢化社会の進行により運動器疾患患者数は今後も増大していくと考えられる。本研究では、骨格筋の循環と代謝の観点から、膝OAにおける最大酸素摂取量の低下のメカニズムを検討し、膝OAにおいては骨格筋における酸素利用能が低下が最大酸素摂取量の低下と関連することを明らかにした。本研究の成果は運動器疾患患者における骨格筋代謝改善の重要性を示唆している。
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