研究課題/領域番号 |
16K16507
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
|
研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
池田 英治 山形大学, 地域教育文化学部, 准教授 (70726877)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | collctive efficacy / coaching style / team performance / group function / coaching behavior / collective efficacy |
研究成果の概要 |
Collective Efficacy(CE),集団凝集性(CO)及びパフォーマンスとの関連について検討した.その結果,CEはチーム・パフォーマンスを予測できることが示唆され,また,CEとパフォーマンスにはスパイラルな関係性があることが明らかとなった.さらに,「コーチング」が,CEとCOに対してどのような影響を及ぼすかについて検討したところ,コーチングは,「メンバー間の結びつきの強さ」(CO)よりも,「チームの自信」(CE)の醸成に寄与することが示唆された,と結論づけられる.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,チーム・パフォーマンスの予測指標として有効とされるCEを手掛かりに,コーチングとCEとその関連要因との関係性について縦断的データを収集・検証し,また,CEの向上に資するプログラムの効果を事例的に検証した.本研究の成果は,集団の心理的変数についての変容過程の実態を可視化し,また,コーチングが集団の心理的変数に影響を及ぼすことを客観的な指標をもとに実証したところに意義がある.とりわけ,コーチングがチームの課題遂行に関する共有された「効力感」に対して,相対的に強い影響力を有することを明示した点については,体育やスポーツだけでなく,関連科学・領域に援用可能な知見であったと考えられる.
|