研究課題/領域番号 |
16K16534
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 東京大学 (2017-2018) 早稲田大学 (2016) |
研究代表者 |
三浦 哲都 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (80723668)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ダンス / 協調ダイナミクス / 自他認知 / 力学系モデル / 社会性 / 数理モデル / 振動子モデル / リズム運動 / 非線形力学系 / 協調運動 |
研究成果の概要 |
人間は太古の昔より他者と音楽を演奏し共に踊ることで絆を深めてきた。近年様々な研究分野において、運動同期が精神活動と相互作用することが確認されている。例えば他者と運動を同期させると、その相手に対して好意的になったり、協力行動が増えたりする。本研究は、運動同期をすることで身体も心もその相手と同一化してしまう現象を支える神経機構を明らかにすることを目的とし、二者の運動が引き込まれてしまう強度を定量化する方法を開発した。今後この手法を用いて、様々な運動同期における引き込み強度を定量化していくことで、精神活動との相互作用を評価することが可能となり、行動データの背景にある神経機構の解明に大きく貢献する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的・社会的な意義は、健全な科学技術社会の発展に向けて、他者と心を繋ぐ身体運動の価値を確立することである。また本研究により、運動同期によって変化する二脳の結合や相手への心理の理解が深まることによって、心を繋ぐ身体教育法の開発につながり、教育現場で直ちに応用可能である。さらに一緒に動くことにより、他者との関係を調整、創造する方法が明らかになれば、社会性と関わる心の病や障害に対する予防法、有効な運動療法の開発に貢献できる。
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