研究課題/領域番号 |
16K16540
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
下門 洋文 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 講師 (50757911)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 水泳 / PIV / モーションキャプチャ / 筋電図 / 圧力 / 回流水槽 / 水中運動 / 流体 / コーチング |
研究成果の概要 |
流体力学分野で用いられる粒子画像流速計測法(Particle Image Velocimetry, PIV)を用いて、スイマーの手足周りの流れを三次元的に可視化する新たな方法を考案した。この方法を用いて、泳者の推進メカニズムについて調査したところ、スイマーは水中で手足の方向を変えたり捻りを加えるなど複雑な動きをしており、この動きによって手足の周りに渦を発生させて、この渦が推進力の源となっている可能性が示唆された。また、この渦は推進力の大きさを反映するため、本研究の方法を発展させれば泳者が水から得た力の程度を推定できるようになる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、水泳の腕のかきのことを「水を押す」と表現されていたが、実際には押しておらず渦を作り出して手足の周りに圧力差を生み出し、スイマーはこれを推進に利用して遊泳している。ヒトが速く泳ぐためには、作用反作用のように力任せに水を押せば進めるのではなく、渦をどうやって作るかがカギとなり、水泳指導法のパラダイムシフトにつながる。
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