研究課題/領域番号 |
16K16542
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
馬場 康博 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 助教 (50592614)
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研究協力者 |
佐藤 大輔
市川 浩
下門 洋文
奈良 梨央
原 怜来
池田 祐介
下山 好充
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | オープンウォータースイミング / 慣性センサ / 解析・評価 / コーチング |
研究成果の概要 |
本研究は、角速度を測定できる慣性センサを海で使用することを想定して、海での実用性を検証することを目的とした。ワイヤレス慣性センサ(スポーツセンシング社製、SS-WS1216)を腰背部に取付けて海という環境で何ストロークであったのか、5kmのデータ収集に成功した。また、両手首に装着することでクロールにおける両腕のコーディネーション、さらに腰背部に取り付けることで、体幹が傾く(頭が水上に出て、腰が水中に沈むような現象)、ピッチングの様子やレース中のストローク数を測定することができた。 この慣性センサでの泳動作評価は、自然環境での泳技術の変化を明らかにできる可能性をもつことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで難しいとされてきた自然環境において、慣性センサの角速度情報を用いて、手首に装着することで左右ストロークの協調性(コーディネーション)や腰背部に装着することでストローク数に加え、体幹の回旋回数や幹が傾く(頭が水上に出て、腰が水中に沈むような現象)、ピッチングの様子を定量化することができた。慣性センサにおける角速度情報は、スポーツ科学の発展のみならずヒトの生活動作を評価できるリハビリテーション医学分野への学術的波及効果も期待できる。 さらに海洋環境における安全教育の開発に繋げることで、国民の生涯スポーツとしてのオープンウォータースイミングの普及を促進する一歩であると考える。
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