研究課題/領域番号 |
16K16554
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
|
研究機関 | 呉工業高等専門学校 |
研究代表者 |
丸山 啓史 呉工業高等専門学校, 人文社会系分野, 准教授 (70708651)
|
研究協力者 |
佐賀野 健
一箭 フェルナンド ヒロシ
房野 真也
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | コーチング能力 / サッカー / ゴールキーパー / 育成年代 / 指示 / 逐語記録 / コーチング学 / 育成年代サッカー選手 |
研究成果の概要 |
本研究課題では,主にゴールキーパー(GK)育成導入期のU-11年代とU-12年代を対象にGKがゲーム中に展開する指示について実態調査を行った.GKの指示能力を検討するための分析の視点は,学年差,GK経験差,GK好意度の差を独立変数として,量的・質的に比較検討した.GK導入期における指示能力の学年差は大きな差が認められなかった.GK経験差とGK好意度差ではGK経験群がGK未経験群と比較して指示数が多く,オンプレー中の指示が多い傾向であった.また,指示対象ポジションやエリアが多面的であった.ただし,GK経験群の指示はGK未経験群と同様にボールに直接関与した選手への指示が多い傾向であった.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は,ゴールキーパー(GK)にとって重要とされる「指示」に着目し,既存の育成年代GK プログラムでは未だ明示されていない,GK 固有の「コーチング能力」の実態を量的・質的に明らかとした点にある.GK指導現場にも新たな知見を提供し,サッカー指導の充実に役立つものと考えられる.また,スポーツ実践中の選手の発語や指示に着目し,動画と音声を手掛かりにその実態を明らかとしようとした本研究成果や手法は,今後のスポーツ実践研究や学校体育の球技種目やにおける戦術学習研究への応用も期待できると考えられる.
|