研究課題/領域番号 |
16K16557
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター |
研究代表者 |
山下 大地 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ科学部, 研究員 (00734815)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | バイオメカニクス / 方向転換 / アジリティ / キネマティクス / キネティクス / 身体重心 / 倒立振子モデル / 移動運動 / 動作分析 / 球技選手 |
研究成果の概要 |
球技などでは様々な状況での方向転換が頻繁に用いられる。本研究は方向転換の角度と助走速度の違いをどのように調節して方向転換が行われているかを明らかにすることを目的として研究を行った。我々は方向転換角度を変えた条件と、助走速度を変えた条件で実験を行った。その結果、方向転換の角度および速度の増大に対して、接地位置を調節し、より前方に、より側方に、またより身体重心を低くして接地することが明らかになった。そして下肢関節の伸展トルク発揮によって速度が保たれていることが明らかになった。これらの知見は方向転換走の基本となるものであり、指導やトレーニングに活かすことができるものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでスポーツで用いられる方向転換動作は、必要とされる関節のトルク発揮に主に焦点が当てられていた。しかしながら本研究において、足を接地する位置および身体重心を低くするという姿勢調節が方向転換の角度と速度を調節するために重要であることが明らかになった。また姿勢だけでなく、下肢関節の伸展トルクが方向転換角度と速度と関連しており、伸展筋力やパワー発揮を高めることが重要であることも明らかになった。これらのことは、巧みな方向転換を行うための基礎的な知見であり、コーチングやトレーニングに役立つものである。
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