研究課題/領域番号 |
16K16574
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
岡本 陽 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (60436996)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 学校感染症 / 消毒 / 欠席調査 / 欠席数 / 環境消毒 / 手洗い / うがい / 微生物群衆解析 / 環境食毒 / 微生物 / 学校 / 感染症対策 / 網羅解析 |
研究成果の概要 |
学校ではしばしば感染症が流行する。そこで学校での感染症を抑制する目的で、(1)手洗いやうがいなどの分子生物学的エビデンス、および(2)欠席数を指標とした環境消毒による感染症流行の抑制効果の2点について研究を行った。その結果、手洗いやうがいにより体表の微生物相が変動することが分子生物学的に明らかになった。また、消毒薬を用いた環境消毒は、学校内における感染症の伝播を抑制する可能性が示唆された。 以上の結果から、学校での感染症流行を抑制するエビデンスの一端を明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学校において、感染症の流行の抑制を目的として、手洗いやうがいの指導が生徒たちにされている。同様に、特に感染症の流行時期において、環境消毒を行うことが推奨されてきた。これまでこれらの行動について科学的なエビデンスやメカニズムが検討されてこなかったが、本研究によりその一端が明らかとなった。 一般的に指導されるうがいや手洗いなどの衛生行動において、ある程度の根拠をもって説明することが可能になったと考えられる。また環境消毒についても、学校内のどの部分が潜在的なリスクとなり、どのような消毒あるいは清掃を行えばそのリスクを低減することができるのか示すことで、より効率的な運用が期待される。
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