研究課題/領域番号 |
16K16575
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 東京福祉大学 |
研究代表者 |
齋藤 瞳 東京福祉大学, 心理学部, 准教授 (40551817)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | メンタルヘルス / IT / 動機 / 自我状態 / ストレス / 認知行動療法 / 交流分析 / EMA / 認知 / 睡眠 / 歩数 / 心理特性 / IT / 動機づけ / ストレス耐性 |
研究成果の概要 |
本研究では,大学生を対象にスマートフォンの使用を主としたIT版メンタルヘルスプログラムを策定し,その効果を検証することを目的とした.改定を重ねたプログラムに,携帯情報端末であるスマートウォッチを導入した結果,心身のストレス反応が有意に低下し,プログラムの一定の効果が認められた. また,スマートウォッチにより測定された睡眠時間や歩数が有意に増加し,それら客観的指標と心身のストレス反応も含めた主観的指標の関連が認められ,各ツールを効果的に連動させプログラムを構築する有用性についても示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,ITを用いて,時間的,経済的,心身の負担を最小限に,自分自身への気づきを得ながら心の健康を自己管理する力を高め得るプログラムを策定し,その効果を明らかにした. 本プログラムは,これまでの研究により心身の健康への有効性が明らかにされている交流分析,認知行動療法の理論に基づくと同時に,携帯情報端末を導入することにより,主観的指標と客観的指標,両方の観点からセルフモニタリングが可能であった. 以上より,国際的にも対応が急務とされる心の健康に関して,スマートフォンやスマートウォッチをはじめとしたIT機器を効果的に用いたメンタルヘルスの改善・予防プログラム構築の有用性が示されたといえよう.
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