研究課題/領域番号 |
16K16578
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
福島 教照 東京医科大学, 医学部, 講師 (00408626)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 幼児期運動指針 / 身体活動 / 運動能力 / 体力 / 社会医学 / ヘルスプロモーション |
研究成果の概要 |
今回、我々は島根県雲南市における全ての就学前施設(21施設:保育所10、幼稚園5、認定こども園6)のうち、1つの保育所を除き本調査に協力すると回答が得られた20施設(指導者290人、幼児799人)における幼児期運動指針(以下、指針)の活用状況および幼児における指針の充足状況、および保育者における本指針の活用とその幼児の運動能力との関連について検討を行った。 その結果、指針の活用状況は全体で18.6%であった。また、幼児における本指針の充足者の割合は、全体で66%であった。さらに、指針活用保育者の割合が高いことは、幼児の協応動作であるソフトボール投げの投距離が長いことと関連することを明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国では低下する幼児の体力・運動能力の向上にかかわる施策として、「幼児期運動指針(以下、指針)」が策定されているが、これまでに保育者の指針活用状況と幼児の体力・運動能力との関連はほとんど報告されていなかった。本研究により、指針の活用状況はいまだ十分とはいえない現状が明らかとなった。また、指針活用保育者の割合の多寡は幼児の運動能力のうち協応動作と関連することが明らかとなり、幼児の動きの多様性の獲得を図る本指針の活用は幼児期の協応動作の向上に資する可能性が示唆された。本研究の結果は、本指針の普及啓発および幼児の運動能力の発達の状況把握の必要性について検討するうえで重要な知見を提供するものである。
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