研究課題/領域番号 |
16K16580
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 明治大学 (2017-2018) 早稲田大学 (2016) |
研究代表者 |
宮脇 梨奈 明治大学, 文学部, 専任講師 (80749028)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ヘルスコミュニケーション / がん予防 / がん情報 / マスメディア / ヘルスプロモーション / 行動科学 |
研究成果の概要 |
本研究では、がん予防情報の普及・啓発のために、マスメディアに焦点を当てたヘルスコミュニケーション戦略構築の手がかりを示すことを試みた。がん情報を受発信双方の現状を包括的に捉えると、がん予防情報は、潜在的ニーズがあるにもかかわらず、メディアでの取り扱いは少ないという受発信間でのギャップが確認された。また、既存の発信情報は予防行動を促すには不十分である可能性が示唆された。今後、その課題を解決するには、正しいがん予防情報の提供だけでなく、認知が低い内容や誤解している内容、国民のニーズや関心が高まる時期を示しながら、メディア関係者と協働し、効果的ながん予防情報の発信方策を検討することが必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん予防の知識や行動を普及啓発するために、がん情報の受信側、発信側双方向の現状を学術的に明かにし、がん予防情報のあり方を包括的に検討した。また、受発信間のギャップやメディア情報の課題を解決するために、メディアにて効果的ながん予防情報を増やすための手がかりを示した。本研究で得られた知見は、がん予防の普及啓発のためのヘルスコミュニケーション戦略を構築するための有益な情報となる。また、これは、がん以外にも肥満、糖尿病、高血圧など生活習慣が影響する疾病予防の普及啓発にも応用可能であり、我が国の健康増進の一助となると考えられる。
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