研究課題/領域番号 |
16K16581
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
杉崎 弘周 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 准教授 (30612741)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 保健 / 学校 / がん教育 / 児童 / 生徒 / オンライン |
研究成果の概要 |
本研究では、生徒用にデジタル教材を開発し、その有用性を検証した。がんの治療に関する質問に正しく答えられた割合は高かった。しかし、がんのリスクを高める要因についての質問の一つに関して誤解があった。具体的には、こげた食べ物を食べることががんのリスクを高めるというものである。がんが治療できるかどうか、予防できるかどうかなど、がんに関する生徒の理解はデジタル教材を経験した後に向上することが確認された。同時に、がんがこわいと思う割合は10ポイント減少した。さらに、生徒のがん検診意向は全国調査の結果と比較して10ポイント上昇していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、児童生徒のがんについての正しい知識の獲得とがん検診の受診意図の向上という課題を解決するため,デジタル教材の活用が有効であり、日本版のデジタル教材は,海外で成果をあげているがん教育のデジタル教材を応用し,先行研究による日本の実態に当てはめることで開発が可能であるという点を出発点とした。本研究で開発したデジタル教材は,将来を担う児童生徒が,がんについての正しい知識を学び,がん検診の受診意図を向上させる可能性を有することが確認され、将来的にわが国のがんの死亡率の低下への寄与が期待できるものであった。
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