研究課題/領域番号 |
16K16595
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
辻 大士 千葉大学, 予防医学センター, 特任助教 (90741976)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 介護予防 / 社会参加 / ゴルフ / ウォーキング / 日本老年学的評価研究 / 主観的健康感 / うつ / 笑い / コホート研究 / 運動疫学 / 通いの場 / 前向きコホート研究 |
研究成果の概要 |
グループに参加し実践するスポーツ種目と高齢者の健康との関連を明らかにすることを目的とした。日本老年学的評価研究(JAGES)の横断データより、65歳以上の63,465人の男性と68,497人の女性を分析した。 男性ではゴルフ(11.3%)、ウォーキング(8.4%)、グラウンドゴルフ(6.3%) 女性では体操(13.8%)、ウォーキング(8.3%)、筋トレ(6.2%)の実践者が多かった。潜在的な交絡を調整後も、ゴルフに参加する男性は主観的健康感が高く、抑うつ度が低く、笑いの頻度が高かった。 女性ではウォーキングが全てと関連した。これらの種目はスポーツグループ参加者を増やす上で第一の選択肢となる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の介護予防政策は「地域づくりによる介護予防の推進」が図られ、その一環として“通いの場”を増やし社会参加の機会を充実させることを目指している。高齢者の社会参加の機会として様々な種類のグループが存在するが、スポーツグループの参加者は8種類の会(趣味、老人会など)の中でその後の要介護認定率が最も低いことが報告されている。本研究により、スポーツの中でも特に、高齢者にとって人気と健康効果の両方を兼ね揃えた種目を明らかにすることができた。その種目を取り入れた“通いの場”を地域に展開する際に、多くの高齢者が参加しやすく、かつ効果的な活動内容を決定する際の根拠資料を示すことができた。
|