研究課題/領域番号 |
16K16602
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
早川 智久 大阪大学, 薬学研究科, 特任研究員(常勤) (60773132)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 老化 / 汗腺 / ヒト / 熱中症 / 細胞老化 |
研究成果の概要 |
本研究課題は汗腺老化のメカニズムの解明を目指すものである。1.汗腺の老化原因因子を明らかにし、汗腺老化の原因となる分子的変化を解明する。2.汗腺器官を模した評価モデルを利用して汗腺老化のメカニズムを明らかにする。 1.汗腺組織における老化因子の変化を解明するにはRNAの発現解析の必要があると分かった。今後、汗腺の機能低下に関わっている可能性が高い因子の発現解析を行なう。2.汗腺の老化メカニズム解析のための評価系として性質が安定している不死化汗腺細胞を樹立した。樹立した不死化細胞は生体内での汗腺の筋上皮細胞の性質を保持していた。現在その細胞を用いて老化因子の機能を検討する手法について構築中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトは身体の冷却機能を汗腺に依存している。その機能低下あるいは損失は体温の調節機能の損失を引き起こし、各種疾病を誘発する。高齢者において熱中症になる割合が多い原因のひとつとして老化に伴う汗腺の機能低下がある。本研究は汗腺の老化に伴う分子、細胞レベルでの変化を明らかにすることで老化に伴う汗腺機能低下のメカニズムを解明することを目的としている。本研究成果は汗腺老化を抑制し、熱中症の発症、重篤化を防ぐ新規治療法を確立するためのターゲット、作用機序の候補を明らかにした。
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