研究課題/領域番号 |
16K16608
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
守田 優子 東京理科大学, 理工学部教養, 助教 (50710068)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 睡眠不足症候群 / 睡眠負債 / 睡眠時間 / 大学生アスリート / 健康関連quality of life / 睡眠不足 / 至適睡眠時間 / 健康関連 quality of life / 運動 / パフォーマンス / 大学生 / アスリート / 睡眠学 / 神経科学 / スポーツ科学 |
研究成果の概要 |
アスリートにおける睡眠不足は競技力や心身の健康度の低下に繋がるため、その予防は重要である。本研究は、大学生アスリートの睡眠不足症候群の実態調査及び至適睡眠時間の設定を目的とし、さらに至適睡眠時間を確保することの精神・日中機能および認知機能改善効果を検証した。疫学調査から、大学生アスリートの至的睡眠時間は7.9時間と一般学生のそれに比して長く、彼らの8割が睡眠不足者であった。至的睡眠時間まで夜間睡眠時間を延長する介入の結果、大学生アスリートの身体的健康度が改善したものの、認知機能については改善傾向であった。本研究から、大学生アスリートの睡眠負債は大きく、睡眠衛生の改善の重要性が示唆される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
睡眠不足は本人が自覚しにくく、それを未然に防ぐためにはアスリートを支える指導者もその存在に配慮するする必要がある。しかし、アスリート対象の睡眠研究は少なく、スポーツ現場では睡眠衛生に関する知識が不足している現状がある。本研究によりアスリートの至適睡眠時間を示せたことはスポーツ環境におけるアスリートの生活指導に大きく貢献すると思われる。特に、大学生アスリートにおける最適な睡眠時間に関する強固なエビデンスを得たことは、今後のスポーツ界を牽引する若年世代のアスリートにとって、競技による怪我や精神的不調の発生を予防し、良好なコンディションを維持して効果的にトレーニングを継続するための重要な指針となる。
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