研究課題/領域番号 |
16K16610
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 神奈川県衛生研究所 (2019) 帝京大学 (2018) 東洋大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
萩尾 真人 神奈川県衛生研究所, 理化学部, 主任研究員 (00623927)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 腸内環境 / 腸内細菌叢 / 運動 / 群集解析 / T-RFLP / 分析化学 / 動物生理学 |
研究成果の概要 |
本研究では、糞中化学物質の簡易分離法と細菌叢簡易評価法をそれぞれ確立し、両者を組み合わせた腸内環境簡易評価法の確立を行った。この方法を用いることで、マウスの糞一粒から分子極性に応じた化学物質の簡易分離を行うとともに、細菌叢の個体間類似性の比較を簡便に行うことが出来るようになった。強制走行運動負荷と高脂質食摂取条件下での腸内細菌叢は、どちらも比較的早期に有意な変化が見られたもののそのタイミングが異なることが明らかとなった。腸内細菌以外にも腸内環境を構成する要素は多く存在するため、今後はそれらを含めた腸内環境として要素間の関連とともに宿主への影響を評価できる方法への発展を目指していきたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義:本研究によって確立した評価法は、高価もしくは特殊な分析機器を必要としない汎用性を備えている。そのため、多くの研究機関で活用が容易であるとともに、腸内環境を扱う様々な研究課題において、環境因子同士の関連性比較や環境変化タイミングの比較などの分析に有効である。 社会的意義:腸内環境簡易評価法は、一日単位での分析・解析を可能とする簡便性、迅速性を備えているため、健常人と様々な疾病の罹患者との腸内環境比較や、同一人物の長期的な腸内環境モニターを詳細に実施することが出来る。そのため腸内環境の観点から、様々な疾病の予防や健康管理に活用できる可能性がある。
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