研究課題/領域番号 |
16K16620
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
儀間 裕貴 鳥取大学, 地域学部, 特命講師 (50708039)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 自発運動 / 低出生体重 / 新生児 / 乳児 / 睡眠覚醒リズム / 発達 / 体圧 / 低出生体重児 / 睡眠リズム |
研究成果の概要 |
本研究において,体重が3,000gに満たない児の体圧分布データを,通常のケア環境下で非侵襲的に安定して計測するための体圧分布計測シートを開発・作成した.低出生体重児を対象に,作成した体圧分布計測シートを用いて計測したデータの解析から,体圧データと児のstate(意識状態)の関連性を示した.また,低出生体重児の乳児期初期における自発運動特性や,幼児期における養育者への問診データの解析により,早産・低出生体重児の発達特性やその後の発達障害発生との関連性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
早産・低出生体重児のより良い発達を支援するためには,その発達を予測し,具体的なケア・介入を実践することが重要である.発達を早期に予測する上で,出生早期から児が示す全身性自発運動と睡眠・覚醒リズムの特性を縦断的に評価し,互いの関連性から中枢神経系の成熟度を客観的に捉える必要がある.ケア環境下にある児の運動・睡眠の特性を非侵襲的・簡易的・経時的に評価していく上で,本研究で開発・作成した体圧分布計測シートは有用となる.児の運動・睡眠特性を経時的に把握することは,児の状態に応じた個別性の高いケア・介入(ディベロップメンタルケア)の実践につながり,発達障害のサインを早期に発見する手がかりとなる.
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