研究課題/領域番号 |
16K16625
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 福山市立大学 |
研究代表者 |
山田 真世 福山市立大学, 教育学部, 講師 (20759162)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 幼児期 / 描画 / コミュニケーション / 幼児 / 表現 / 保育者 / 運動 / 遊び |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,幼児期の描画を用いたコミュニケーションの発達的変化を明らかにすることである。研究結果より,描画中に生じるコミュニケーションや他者へのコミュニケーションを目的とすることが,幼児の表現調整を促すことが示唆された。特に他者へのコミュニケーションを目的とする時には,子どもの他者理解が表現調整の有無と関連することが示された。また,保育場面においては,幼児早期から複数のシンボルが産出され,表現内容だけでなく描く行為自体を他者と積極的に共有していることが推察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果は,幼児期の描画を個の発達としてみる従来研究に対して,対人的な文脈から描画を検討することで,描画発達研究の深化の一助となる。また,実践的な意義として,描画中の他者存在が表現に及ぼす影響を示したことは,表現活動時の保育者や仲間集団といった人的環境の重要性を示すものである。
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