研究課題/領域番号 |
16K16628
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 公益財団法人田附興風会 |
研究代表者 |
本田 憲胤 公益財団法人田附興風会, 医学研究所 第12研究部, 研究員 (10724156)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 極低出生体重児 / 早産児 / NICU / ストレス / 三次元加速度センサー / 新版K式 / 身体活動量 / 発達指数 / 感覚感受性 / 疼痛刺激 / ストレス刺激 / 運動発達 / 痛み刺激 |
研究成果の概要 |
ストレスを受ける頻度と聴覚の感覚感受性には有意な相関関係は認められなかった.しかし,点滴ルート確保や,静脈血採血の処置時に失敗をして時間を要してしまう(てこずり回数)とは有意な負の相関関係が認められた(r=-0.775).修正4か月,修正10か月の発達指数は,新版K式発達検査を用い姿勢・運動,認知・適応,言語・社会の3領域と合計の4項目を算出した.修正4か月時点の発達指数4項目(姿勢・運動,認知・適応,言語・社会,合計)とPIMは,全ての項目で有意な負の相関があった(r=-0.66,-0.63,-0.74,-0.62).修正10か月時点の発達指数とPIMには,有意な相関関係は認められなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
NICUで管理されている新生児は、治療に伴うストレス刺激を多く含む。ストレス刺激を多く経験する児ほど感覚感受性が高まり、のちの精神運動発達に影響を及ぼす可能性を明らかにできた。 臨床現場で治療やケアに当たる医師や看護師に対して、手技の見直しや介入時間の短縮をはかる必要性を提言するたに必要な研究であると考える。 新生児医療を取り巻く環境が改善し、児の精神運動発達に影響を及ぼすことができれば社会的意義は大きいと考える。
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